こんにちは!shusenです。
昨日、11月15日(水)に平成29年度秋期情報処理技術者試験の合格発表がありました。
これまで、私は3回にわたって勉強日記(さぼり気味)を綴ってきましたが、無事に合格することができました!この経験をもとに今後は対策記事を書いていきたいと思います。
ひとまず今回は結果発表と感想をお届けします。
私の試験結果と試験の感想
恥ずかしげもなく、試験結果を公開してみます。
午前・午後ともに100点満点で、どちらも60点取れていれば合格となります。片方が60点未満の場合は不合格になります。
午前の問題は4択のマーク式ですが、合格ラインぎりぎりでした・・・。実際は過去問や予想問題を解いていた時に見たことある問題が多く、しっかりと勉強と暗記をしていれば難易度は高くありませんでした。勉強不足の感が否めません(・・・反省)
午後の問題は、過去試験と同じく3題の問題が出題され、それぞれの設問に答えていくパターンです。多くの方が考察していましたが、今回は「時間との戦い」「読解力」がポイントとなっていました。
とにかく、設問に行き着くまでの「問題文」がかなりの長文でした。ゆっくり読んでいけば分かる問題が多いのですが、90分の試験時間の中で3題ありますので、「1題30分」のタイムリミットをしっかりと意識して臨んだのが良かったと思います。
情報セキュリティマネジメント試験 合格率は?
今回の合格率は50.4%という、これまでの全4回の試験の中で一番低い合格率でした。いろいろ考察されているようですが「新しい試験は早めに受ける」という定説は正しいのかもしれません。
<情報セキュリティマネジメント試験合格率の推移>
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
平成28年度春期 | 21,691 | 17,959 | 15,800 | 88.0% |
平成28年度秋期 | 22,186 | 18,630 | 13,105 | 70.3% |
平成29年度春期 | 21,162 | 17,045 | 11,324 | 66.4% |
平成29年度秋期 | 20,907 | 17,039 | 8,590 | 50.4% |
IPA 平成29年度秋期試験(情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者)統計資料より抜粋
ただし、セキュリティ分野の有資格者の受験が多かったスタート当初に比べて、IT関連企業や専門職でない一般ユーザー立場の人の受験が増加したと考えられますので、この合格率の推移は妥当かなと思います。
文系・事務職の方の受験をおすすめします!
「情報セキュリティマネジメント試験」と聞くと、文系事務職の方は尻込みしてしまうかもしれませんが、今回受験した私(←誰がみても文系体質)に言わせると、「文系・事務職」の方にこそおすすめの資格です。
今はまだあまり認知度が高くない資格ですが、現代の情報社会において、セキュリティ意識やセキュリティのリテラシーは、今後ますます必要とされる能力になります。
実際に、仕事で取り扱う書類には「情報セキュリティ管理体制」「秘密保持誓約書」「個人情報保護」といった類のものが著しく増加し、取引先との契約時にも欠かせなくなってきています。
これまでは「情シス」と呼ばれるパソコンやネットワークに詳しい人が、専門的な知識で対応していたことも多いと思いますが、今や事務職にもその基礎的な能力は求められており、資格取得を奨励する企業も増えています。
情報セキュリティマネジメント試験は「国家試験」であり、合格すると国家資格を有することとなります。受験料も5,700円(税込み)と挑戦しやすい資格の1つです。また午後問題は「読解」がポイントとなるので、読解力のある文系の方はアドバンテージがあると思います!
これから社会人になる高校生や大学生の方も、就職に有利な資格になること間違いないので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
次回からは試験対策の勉強についてお役に立てる情報をお届けしたいと思います。
おすすめのテキストのご紹介
私は青い表紙の「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 平成29年度を」で合格しました。情報セキュリティに関してより深く学習できる章立てのテキストとなっています。また、試験だけでなく実際の組織や会社の運用まで考慮されているのでおすすめです。