お客さまのご案内 階段での誘導ってどうすればいいの?

階段での誘導

いきなりですが、自社を訪ねてくださったお客さまをご案内することってありますよね。
その時、階段での誘導ありますか?

会社の外で、そういった場面に出くわすこともあるかもしれませんし
ビジネスシーンに限らず、日常でそういったシーンに遭遇することもあるかもしれません。

本日は、階段での誘導についてのビジネスマナーのお話です。

あなたはどちら?

さて、ここであなたに質問です。

お客さまを誘導する際、階段を使うことがあったら、あなたは次のどちらの行動をとりますか?


A.自分が先に上り、相手が後に上る
B.相手を先に上らせて、自分が後に上る

どうですか?
どちらの行動をとりますか? もしくは、とっていますか?

正解

では、正解です。

正解は

B.相手を先に上らせて、自分が後に上る

です。

理由はわかりますか?

理由までキチンと答えられた方はとても素晴らしいです。

正解の解説

なぜ、相手を先に上らせて、自分が後に上るのか。
その理由は、案内・誘導の鉄則にあります。

案内・誘導の鉄則は

「敬意を持った案内・誘導をすること」
「安全に相手を目的地まで誘導すること」

です。

「頭が高い」などという言葉がありますよね。敬意を持つということは、相手よりも頭が高くならないようにするということです。
そして、安全性の面からも自分が低い位置をこころがけます。

はい、そうです。もうお気づきですね。

ということは、下りの場合には自分が先に下り、相手が後に下りるというのが適切だということなのです。

理由がわかれば、自然と誘導に繋がりますよね。あれ?どっちだっけ?なんてことにもならないと思います。

  • 上りでは相手に先に上っていただき、自分は後に上る
  • 下りの場合には自分が先に下り、相手が後に下る

ご案内の仕方

ご案内の仕方をもう少し詳しくご紹介します。

上りの場合

階段まできたら相手に対して「こちらから2階に参ります。どうぞ先にお進みください」のように行先と先に進んでいただくことをご案内します。

この時必ず相手を手すり側にご案内してください。

相手が上りだしたら手すりと反対側、相手の2、3段下 斜め後ろフォローができる位置を進みます。

階段の上に到着したら、相手を遮らないように回り込み、こちらに参りますとご案内を続けましょう。

下りの場合

「こちらで1階に参ります」と行先をご案内します。

ここでも必ず手すり側にご案内してください。

自分が先に進みます。進む際には斜め後方相手を常に意識して進んでください。

階段の下まできたら、こちらに参ります。などと方向を示して案内を続けましょう。

さいごに

どうでしたか?
結構知らん顔をしてさっさと上っていくご案内役の方って多いです。

案内・誘導は敬意を持って相手よりも低い位置を心掛ける。安全に誘導するために適切な位置や体勢を心掛けるというのが鉄則です。
それさえしっかりとわかっていれば大丈夫。

今まで できていなかった!
というあなたも、ぜひ今日から心掛けてみてくださいね。

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Webライター。ガジェット好き。行動心理学に興味あり。 情報システム室勤務からiDCでのユーザサポートおよび機器運用管理等、ITに係るサポート的立場に身を置いておりました。 自身、1番よりは2番というサポート体質。サポートの立場から皆様によりそい貢献できればと考えています。