同じ時期に入社したのに、気がつけば同期ばかりが可愛がられている。
一方、私は同じことをしても、褒められないし、なぜか叱られることが多い。
同期はいろいろな仕事を任されているのに、私は単調なルーティンばっかり。
そのようなことを思ったことはありませんか?
上司や先輩と根本的に相性が悪いなど、ある程度仕方ない場合もあるかもしれませんが、
もしかしたら、あなたのちょっとした態度や行動が原因かもしれません。
こんな態度や行動をとっていませんか?
・挨拶ができない または声が小さい
社会人にとって基本動作の1つである挨拶。朝出社したときに、ボソボソっとした声で
「おはようございます」と言っていませんか?
また、就業後も誰にも声をかけないで、コソッと会社を出ていませんか?
・先輩が話している時にスマホを触る
今年大相撲の世界でも話題になりましたが、先輩が話しているときにスマホを触るという行為。
今でこそ、スマホでメモを取ったりすることが一般的になりましたが、一昔前では人が話しているときに、スマホや携帯電話を触るということは、考えられず、大変失礼にあたる行為でした。
気がついたらすぐにスマホを手にしている人は、無意識のうちに、先輩の前でもその態度が出てしまっているかもしれません。
・ため口で話している
ちょっと仲良くなったからといって、職場の中で、仕事上では敬語を省いてはいけません。
職場で平気でため口で話している人に、お客様の対応を任せられると思いますか?
日常的に習慣的に敬語が話せていない人が、いざというときに話せるはずがありませんよね。
また無礼講と呼ばれるお酒は要注意です。無礼講と言っても羽目をはずしすぎることはご法度です。
・身だしなみが整っていない
朝寝坊をして、寝癖だらけのボサボサの髪の毛をしていたり、TPOにふさわしくない服装をしていませんか?
買い物に行く時間がない、お金がないからといって、何年も同じ洋服を着たり、かかとの磨り減った靴を履いていたりするのは、会社を大切な場所として思っていない証拠です。
・時間にルーズ
始業時間に遅刻をしていませんか?また、どうしても遅刻をしそうなときの連絡が、その時間ギリギリになっていませんか?
仕事の締め切り期限や納期に関しても考えてみてください。
10分くらい大丈夫、1時間くらい大丈夫、1日くらい許してもらえるだろう。こんなことを思っていたら要注意です。
会社で仕事をするということは、自分ひとりの時間を使っているわけではなく、あなたに関わってくれる人の時間も使っていることを認識する必要があります。
・休憩時間をオーバーする
時間にルーズと同様、休憩時間もオーバーしていませんか?
ランチのお店が込んでいた、エレベーターが止まっていた、という言い訳は通用しません。
移動時間などはあらかじめ大目に見積もっておき、休憩時間内に遅くとも業務開始の5分前には、自席にもどって仕事を始める体制を整えるのが常識です。
・あくび、ほおずえ、足を組む
一見、ひとに迷惑をかけていないようなこの態度ですが、「態度が良い or 悪い」でいったら、悪いように捉えられるでしょう。
人の前であくびをするのは失礼ですし、ほおずえをついて足を組んで自席に座っている姿は「えらそう」「なまいきそう」と思われても仕方ありません。
反対に、背筋を伸ばして足も組まずに姿勢よく座っている姿は好感が持てますよね。
礼儀を欠くことで、あなたは損をしているかも
上に挙げたことは、すべて「礼儀」を軽んじている態度や行動です。
礼儀を軽んじている、または欠いているということは、相手のことを考えていない、相手の心を理解しようとしていないことの表れです。
先輩や上司も、それを感じているから、あなたより同期を可愛がっているのかもしれません。
もし自分が反対に先輩の立場だったら、礼儀正しい後輩を大切にしたいし、一緒に仕事をしたいと思いませんか?
「礼儀」は人を作り、そして「作法」が人との関係性を作るのです。
まとめ
態度や行動ひとつで、良好な人間関係が作られるかどうかは変わってきます。
上に挙げた、挨拶や姿勢、時間を守ることは今日からでも即実践できることです。
難しいことでも、時間がかかることでもありません。
「礼儀」をしっかりと意識して、ひとつずつ自分の態度や行動を見直していきましょう。