意外と間違った言葉が浸透していたりするものです。
え?この言葉遣いってだめだったの?!なんて驚くこともしばしばです。
普段何気なく使っている言葉が実は知らずに間違えて使っていただなんて、そんなことあったら恥ずかしいなんてものではありませんよね。
目次
間違えやすい10の言葉
今日はそんな間違えやすい言葉の中から、接客の際に間違えて使ってしまいそうな10の言葉を選んでみました。
あなたは間違えて使っていないですか?ぜひ確認してみてくださいね。
~になります
×「お手洗いは右に曲がった先になります」
×「こちら商品カタログになります」
×「300円のお返しになります」
「~になります」のなるは成るですね。物が変化する様子を表す言葉です。
そう考えると上の言葉はおかしいですよね。
「お手洗いは右に曲がった先にございます」
「こちら商品カタログでございます」
「300円、お返しいたします」
が正しい言葉です。
お名前をちょうだいできますか
これ。この言葉もよく聞きませんか?
使っていたりします?
「ちょうだい」するのは「お名刺」です。
「お名前」は「うかがう」ものですよね。
「お名前をうかがってもよろしいでしょうか」が適切です。
とんでもございません
「とんでもない」で1つの言葉です。
なので、「ない」の部分だけ「ございません」などとすることはできません。
「とんでもないです」が正しい言葉になります。
お時間よろしかったでしょうか
え?いけないの?って思いました?
はい。この言葉もおかしいです。
「よろしかった」って過去形ですよね。
今の都合を聞いているのだから「お時間いただいてもよろしいですか」が正しいです。
一緒に参りましょう
上司やお客様に対する言葉としては正しくない言葉です。
「参る」は謙譲語なので、誘った相手も一緒にへりくだる表現となってしまいます。
なので「お伴いたします」や「ご案内いたします」という言葉が正しい言葉になります。
○○様が参られています
上にも書きましたが「参る」は謙譲語なので、相手に使うのは正しくないですね。
来訪者に対しては「○○様がお見えです」が正しいです。
本日は休みをいただいております
実はこの言葉、私使ったことあります。恥ずかしいです。
「いただく」は敬意を表す言葉なので自社に対して敬意の表現というのは変ですよね。
「本日休みを取っております」が正しいです。
お客様をお連れいたしました
この場合「お連れいたしました」という言葉だと、お連れしたお客様にではなく、そのことを報告している相手に対して敬意を払っていることになります。
敬意を払うのはお客様にたいしてですよね。
「お客様をご案内いたしました」「お見えになりました」が正しいです。
どちら様でしょうか
様がついているから丁寧というわけではありません。意味としては「あなた、誰?」です。
大変失礼な表現です。
会社に訪ねてきたお客様などには特に使用しないよう注意してください。
すいません
これも間違えやすい言葉です。
「すいません」という言葉はもともと「すみません」という言葉の口語として定着した言葉です。
では「すみません」なら大丈夫かとも思われますが、「すみません」という言葉でも失礼という考え方もあるようです。
「ありがとうございます」「申し訳ございません」ときちんと伝えましょう。
さいごに
どうでしたか?あなたは大丈夫でした?
間違えて浸透してしまっている言葉って意外とあるものです。
そんな中からほんの一部ですが接客の際に使いそうな言葉を選んでみました。
ビジネスで使う言葉というものは決まった言い回しがあるものです。
定型文のように覚えてしまえばいざというときにあわてたりせずにスラスラと出てくるのではないでしょうか。
まずは社外に向けての言葉遣いから確認してみませんか。