現代はスピードの時代と言われています。モノや情報が飛び交い、さまざまな技術が急速に進歩していきます。
そんな中、会社もまた世の中の変化に対応すべく柔軟な対応が求められています。
けれども、どんなに環境が変化しても変わらない仕事の基本というものはあります。
仕事の基本をしっかりと身に着けていれば、どのような場合でも仕事に自信をもって取り組み、組織の一員として力を発揮することができるでしょう。
仕事の基本となる8つの意識
仕事の基本となる意識とは次の8つです。
- 顧客意識
- 品質意識
- 納期意識
- 時間意識
- 目標意識
- 協調意識
- 改善意識
- コスト意識
顧客意識とは
お客さまを第一に、お客さまの目線で考えることです。
お客さまが求めているものを理解し、お客さまの役に立つ商品やサービスを提供します。
直接お客さまとかかわることのない部署であっても、見えないその先のお客さまのことを考えることは大切です。
また、自分が接するすべての相手はお客様だという意識で仕事に取り組むことが外部のお客さまへとつながります。
品質意識とは
品質の高い仕事をすることです。
要求される条件を満たし、それ以上を求める意識です。
要求どおりのモノを提供できたのだからそれでいいじゃないかと考えますか?
けれども、それは、お客さまにとっては「あたりまえ」のことでしかありません。
期待以上であったときにはじめてお客さまは「満足」を感じます。
つねに仕事の品質を維持・向上を意識しましょう。
納期意識とは
期限を守ることです。
あたりまえのことですが、できていない場合もありませんか?
いくら品質が良くても、必要な時に手に入らないのでは意味がありません。
期日を守るということは信頼につながります。
できるだけすばやくお客さまに対応することが大切です。
外部のお客さまだけではなく、社内の仕事相手に対しても同様です。
時間意識とは
時間を無駄にしないことです。
仕事の優先順位とスケジュールを確認し、迅速に手際よく仕事を進めることが大切です。
目標意識とは
目標を設定し、それに向かって仕事をすることです。
何を、いつまでに、どう実現するのかという具体的な目標を立て、それに向かって仕事を進めます。
大きな目標を時間やレベルで細分化し、日々の小さな目標に置き換えることが大切です。
協調意識とは
チームメンバー等、関係者と強調することです。
仕事は一人ではできません。周囲の人と協調して取り組むことが大切です。
意見交換が自然にできる職場を目指すこともまた協調意識です。
改善意識とは
問題を発見し改善することです。
自分の仕事のやり方というものはあります。そして、パターン化してしまうとなかなか変化させることは難しくなるものです。
仕事の条件や環境が変わったとしても、なかなか見直すことまで意識が向かない、あるいは変更することに抵抗を感じることさえあるかもしれません。
新しい方法を常に工夫して「ムリ」「ムダ」「ムラ」を取り除こうとする姿勢が大切です。
つねに今の状態をこれでよいのかという問題意識をもつことが改善意識ににつながります。
コスト意識とは
仕事のコストを認識し無駄をなくすことです。
最小のコストで最大の効果を狙うという言葉を聞いたこともあるでしょう。
まさしく、それがコスト意識です。
利益以上にコストをかけていては何のための仕事だかさっぱりわからないものになってしまいます。
仕事ではすべての活動にコストがかかっていることを意識することが大切です。
さいごに
意識ひとつひとつを見ていくと、あたりまえのことじゃないかといわれるかもしれません。
けれども、常に意識して仕事に取り組めているでしょうか?
どの仕事であっても、ひとつの仕事につき、それぞれいつも8つの意識をしっかりと持つことが大切です。
そして、うまくバランスを取る必要があります。
時にはそれぞれ意識の重要度合いが変わることもありますが、もちろん常に8つの意識の中心は顧客意識です。